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  • 執筆者の写真Syotaro Miyamoto

トロンボーンアンサンブルのアレンジ(和音配置)


ご覧いただきありがとうございます。

宮本正太郎です。

 

今月トロンボーンアンサンブルを5曲アレンジしました。

トロンボーンアンサンブルを書く際に気をつけていることは、和音の配置や三和音のバランス、クライマックスに沿った音域(調性)の設定、そしてスタミナの考慮です。

今回は「トロンボーンアンサンブルにおける和音の配置」について書いていこうと思います。

ハーモニーが美しく魅力的な編成のトロンボーンアンサンブルですが、音域が中・低音のため和音が濁りがちになることがあります。

よく響かせるために、第3音はヘ音記号五線内のH以下に配置しないようにしています。(基本形の場合)

旋律より低くハーモニーを配置したい場合(例1)も、第3音のみオクターブ上げるなどの工夫をすることにより(例2)、響きが洗練されハーモニーが響きます。

逆に打楽器的なサウンド(例3)や、地響きのような力強い音色を求める場合(例4)、また重々しく緊張感のあるppの場面(例5)などでは、敢えて第3音を低く配置し、密集和音にすることで効果的になります。

和音配置について簡単に書かせていただきましたが、これは基本的な私の考えであり、正解はありません。「原曲の魅力を最大限に引き出す配置を、柔軟に選択していくこと」が重要なポイントだと考えます。

最後までご覧いただきありがとうございます!

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以下Jyoshikaiさんの演奏会情報です。

 

トロンボーン アンサンブル JYOSHIKAI 5thコンサート

2016年6月3日(金)開演19:00(開場18:30)

会場:すみだトリフォニー小ホール

チケット(全席自由):一般2000円 学生1500円

メンバー:小田愛美 亀井美香 篠原藍 中川亜美 

正富由香 村上美希 村本悠里亜 山口泰子 

曲目:田中裕香/委嘱作品

Ruud van Eeten/Inner Space-Trance of thought

高嶋圭子/組曲「ハナミズキの祈り」他

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