ご覧いただきありがとうございます。
宮本正太郎です。
すごーく久しぶりのブログになってしまいましたが、今日もyoutubeにアップしている「剣の舞」について解説していきます。
編曲には「原曲に忠実なアレンジ」と「作曲要素のあるアレンジ」の2種類があると思います。私が編曲した剣の舞は後者に当てはまると思います。
いずれにせよ、オーケストラなりピアノ譜のスコアをじっくりと眺めます。
特に独創的なアレンジが求められる場合、スコアからにじみ出る作曲家の個性にインスピレーションを受けることが多いです。
なのでこの曲を演奏する方はまずオーケストラの譜面を見てくださいね。新しい発見がたくさんあると思います。
原曲のスコアはこちらから
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17,18小節目のSop. Alto Ten.による半拍ずれたパッセージの挿入、67小節目の6連符などがそれに当てはまります。
17小節目からはリディア旋法という長調でも短調でもない音階を使用しています。その旋法より、原曲にはないユートピアで熱狂的な雰囲気を表現しています。67小節目は拍ごとにコードが変わるので、和声を感じながら演奏できると面白くなると思います。
33小節目から2オクターブにわたるユニゾンは、弦楽器のようなビブラートたっぷりの豊かなサウンドをイメージして書いています。ピアノの右手の裏打ちはこの曲を支える大事なことリズムです。サックスに埋もれないバランスで聴こえてくるといいですね。
75小節目のピアノは打楽器のように、激しく!
Fからのパッセージは指づかいが難しいですが(ごめんなさい😅)ぜひ狂喜乱舞、そして楽しく演奏していただければ編曲冥利につきます。
技巧的ですがコンサートのアンコールなどにいかがでしょうか?
ぜひ挑戦してみてくださいね!
お問い合わせはこちらから
また動画を一緒に撮ってくれたGreen Rayとこの剣の舞を生で聴ける機会があるかも?!
詳しくはまたお知らせします!
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